(個人)小原タクシー 東京

日々是研鑽 日々是精進 「はたらく」とは「傍を楽にする」こと。これに徹します。      

・勉強する理由

今は亡き恩師からのメッセージ

宗像先生
 今来訪者の予定ができ、急いで家の中を整理しているところです。
 無造作に床に積み上げられた本を書架のあるべき所に戻す作業中、中学校時代の機関誌「青雲」が顔を出してきた。
 ふと中身に目を通してみる、巻頭言には部活を通じての恩師でもあった宗像先生の一文「カキクケコ」があった。
 ここで師が仰っている、
問題提起型感覚型の人間になる
・人の話をよく聞き、本を読み、新しい記憶(知識)の導入に努める
訓練によって自分自身を高め
・自己研鑽・研究に励む
・そう決意したら、生涯これを全うする根性が必要。
これを自分も座右の銘にしようと思った当時のことが思い出される。そしてこれらは、生産労働からの開放が射程内に入った今こそ、より大切なものに思えてきている。

 ここで「論理の時代から感覚の時代へ」「フィーリング時代」への時代の流れに即応した人間となることを師は示唆しているが、ここで注意すべきは、「感覚型」の直前に「問題提起型」であることを主張されている。きっと、「感覚」を伴う「論理」の大切さを我々に教えたかったに違いない。40年以上経過した今再読し思うのは、これを感覚先行、単なる時代状況の肯定ととらえると、大いに誤読してしまう、ということである。
 しかしてその後の時代の変化はどうだっただろうか。10年も待たず起きたのは「名目価値」の異常な肥大化、自己増殖。付加価値でボロモーケの手法が全産業で拡大した。そしてそれは「感性の陶冶」と対極にある「フィーリング」、理詰めでいけば破綻するものに対する「逃げの言葉」としての安直なキーワードと化してしまった。

 先生のこの言葉を大切にしつつ、願わくば、論理の時代への回帰を望むところである。
 

???

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 おそらくこの人は、ジョン・レノンを嫌いなものに付ける記号にしていた。同様に嫌いなもの+ミュージシャン+・・・と重複する属性があるものを同じ記号が付いている所に分類する。分類したものの中で「似て非なるところ」を列挙するという、最も思考回路を鍛錬できる作業をさぼる。それは造詣を深める上でとても大切で楽しい営為なのだが、この種の輩はその方法すら体得しようとしない。

自分が参加しているFacebook「資格・検定をとろう」グループで、次のような投稿がありました。全く以て賛成。(全文引用)

こんばんは、前田政勝です。私が資格取得の中で心掛けているポイントは、以下の3項目です。
あくまでも私個人の見解です。攻撃はしないでくださいね!
①スタートは、皆同じ、
素質と言うものはあるが、
速い者は、
努力を重ねてより速く、
遅いものは、
言い訳を探して、
立ち止まる。
出来ない理由を考えるのでは無く、どうしたら出来るかを考える。出来ない理由は幾らでも湧いて来ます。
②ゆっくりと行く事を恐れるな、ただ、
立ち止まることだけを恐れよ。
日々の努力、研鑽が大切です。
③使わなければ、衰える。
使い過ぎても、衰える。
適度に使えば、維持向上する。
運動生理学の極意ですが、勉強にも当てはまります。
何もしなければ、知識はどんどん衰えます。
無理して詰め込んだ知識は直ぐに忘れてしまいます。
難しく考えずに、テキストを6回読みましょう。反復学習がポイントです。
以上3項目が私が学習するときのポイントです。私個人の見解です。効果を保証するものでは、ありません。予めご了承ください。

生涯学習を実践している人とは、極めて共感度が高い。全く以て同意見です。





34歳で英語の教員免許取得のために通信大学に入学した時、「今さら免許取っても、大したお金にならないんじゃないの?」と揶揄する人達がいた。あのな、目先のお金でしか価値測れないような安っぽい人生送ってないんだよ。死ぬ間際に「挑戦したいことやり尽くした」って言える人生を私は送りたいだけ

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 ここに出てくるような外野は、時には自己啓発の阻害要因にもなりうる。そしてその種の野次馬は、価値観の押し付けが大好きだ。
 自分の経験からも、知への情念を維持するためには、この種の横槍を遮断することも必要だと思う。自分の理念を訴求し、さらに自意識を深化させるということもあっていいとは思うけれど、概してその種の人は知力が低く、徒労に終わる。

満点を目標にすることが通用しない試験、というのがあったらしい。

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 満点を目標にする勉強が通用しない試験というのがある。
 きっちり65点を取らなくてはならない勉強だ。
 かなり難易度が高いぞ。
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 「知っているのにわざと間違える65点が好き」というけれど、そんなことをしていたらそのうち65点にも届かなくなってしまう。
 そんなことを呟いてしまう私のような人間は初めから失格、ということか。

所詮は、たかだか小中学生の子に勉強も教えてやれない、愚鈍かつ蒙昧な親のタワゴト、自分に対する憤りの投影です。



(あるネットニュースより 強調は小原)

お客さんの機嫌はできるだけ損ねないようにするのがサービス業の鉄則だろうが、思わず意見したくなる瞬間もある。タクシードライバー歴31年、個人タクシー事業者で16年という69歳の男性(京都府/技能工・設備・交通・運輸)から、こんなエピソードが寄せられた。

男性が「個人タクシーを開業してまもなく」のこと。こんなお客さんが乗車したという。

「京都市内で夕方、品の良さそうな30代くらいのシャネルバックを持たれたお客様が、有名な学習塾にお子様を迎えに行かれることに」

子どもの塾のお迎えにタクシーを使う客だ。ブランドバックなど雰囲気からして高収入世帯の奥様であることが察せられるが……。(文:okei)

「品の良かったお母さんが激変!」

塾の前で待っていた子どもが同乗してからの、親子のやりとりが「すごい会話でした」と男性は振り返る。

「その日の塾でテストがあり、お子様が『今日のテストは難しくって点数が取れなかったよ』と母に伝えてました。すると品の良かったお母さんが激変!」

「突然、車内で大きな声でお子様に『家に帰ったら今晩は食事抜きにするから我慢をしなさい』ってキツく言っておりました」

なんと上品な雰囲気が豹変し、厳しすぎる言葉を子どもにぶつけていたらしい。しかも会話はそれで済まなかった。今度は「街中で工事をされてる現場の前に差し掛かったころ」、母親は「子に向かって怒鳴る声」で

「勉強をしなかったら(工事の警備員の方を指さし)、将来はあんな赤棒を振る仕事しかないで~」

と「キツク言った」そう。これには男性もたまりかね「そこで僕は、口を挟むようですが」として母親に意見した。「子供さんも朝早くから夕方おそくまで勉強づめで疲れてるからって勘弁してあげたら」と言うと怒りの矛先は男性に向かったという。

「私に暴言を言いまくり、『わたしの子だから放っておいてよ』って言ったので、僕は母親に『人生の仕事に上下は無いですよ』って注意をしてやりました」

思わず説教をしてしまった男性。その後をこう綴っている。

「それから家路まで母親はダンマリでした。降車されて僕は子供のことを考えていたら夜ごはんが抜きで可哀想だなと思いました」

母親に男性の言葉が少しでも響いたならいいのだが。

(引用終了)
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 心に響くことは、まず無理だと思う。
 もし本当に知的な母親だったら、どこに引っかかったのか、正解に到達するための解法を、子供とともに悩みながら導き出そうと努力するだろう。場合によっては、教師よりも上手な教え方をするかも知れない。
 自分がこの種の親子を乗せたなら、思わずそれを言ってしまうだろう。
 「怒ってばかりいないで、解法のテクニックでも伝授してあげたらどうですか?まだ小中学生ですよね?実はそれができない自分自身に憤っているだけじゃないんですか。」と。
 よく見かける光景ではあるが、「わからないことをわかろうとする努力」と無縁な親ほど、こんな有様なのだ。そもそもこの母親は普通教育の目的というものが、身分や家柄、親の職業などの呪縛からの解放であったということ、どこまで御存知だっただろうか。そして、塾のテストっていうのは、習熟度の検証のためにあるということ。ネガをつぶすための「基準」なのだ。受験で合格点をとるために足りない所を指摘され、それを補完するための手段だということ。愚かな親は、そしてその影響を受けてしまった子は往々にして、それを「目的化」させてしまう。「できなかった」「難しくて点が取れなかった」ことより、「どこがどう難しかったか、点が取れなかったか」を検証する所に導いていくのが親として、知的な所作というものだろう。
 そしておそらく母親はこう思っているはずだ、「私は子供のためを思って」と。だとしたら、本当にそうだろうか、自問すべきだ。自身の虚栄心の充足のため、それが正しい答えかも知れない。「人」の「為」と書いて、「偽」ですからね。
 これはおそらくバブル期の話。今頃「こんなはずじゃなかった」の人生を享受しているはずだ。

 「職業に貴賤はない」、自分も同意見。しかし持論はこうである。資本主義は末期に近づくにつれ、労働というものが単なる、労働力の再生産に要する貨幣の調達手段と化してゆき、資本家への隷従の度合いも強まる、と同時に、職業選択の上で生育環境や血縁等の先天的な要因の影響が強まり、後天的資質の支配領域が激減する、よって職業は、個人の能力や資質の指標とはならなくなる、と。

 

近所の子供たちとの会話

 「大人が子どもに対して必要なこと、それは『辛抱強く待つこと』、安易に手伝ってはいけない」という。
 近所に住んでいる子で私にどう考えても解けない宿題などを、「これどうやって解くの?」と訊いてくる子がいる。担任教師に質問しないのかと訊くと、それが実名公表につながったり居残り学習の引き金になるのだという。 
 十分に考えた結果わからないものについてわかろうと努力し質問することは賞賛に値することなのだが、それも叱責の対象にしてしまう、そんな教師が増えているのだと痛感。
 それとわかったのは、
「懸命に考えて正解を導き出すもの」と
「正確に覚える必要のあるもの。これは考えてわかるものではない」
を混同して教えている教師が腐るほどいること。こういうクラスに身を置くこと、出来損ないの授業を受けなくてはいけないことは不幸なことだと思う。
 でも、最近この子の質問に答えてあげていたことは明らかに誤りであったと思った。やるべきではなかったと。
 たしかに課題は正解を書けたし、教師にはほめられたかも知れないし、解法も理解できたかも知れない。しかしこの子はきっとこう思っているはずだ、
======================
 どうせこの問題ができたってたいした人間になれないのは
 このオジサンをみればわかる
======================
 だとしたら寧ろ自分は、この子の向学心や探究心をそぎ落としていたのだ、と。
 よく「昔は「父親のようであれ」と言われていたが、今は「勉強しないと父親のようになってしまう」」、これを家庭内における父親の威厳の低下の例として話す人は多い。しかしこのどちらがより強い向上心・向学心をもたらすかというと、皮肉にも私は後者の「勉強しないと~」のほうだと思う。

要は難しいという話に過剰な恐れを抱かず、易しいと思い込んで軽く見ないことが大切なようです。

いけませんねえ、こういう先入観・偏見は・・・



 「資格を取って技能の向上」みたいなことを書いているが、これを書いた輩はおそらく「土木施工管理技士」「管工事」の2種の学科がどれほど難易度が高いかもご存知ないだろう。いわんや1種の実技をや。
問題を解いてみようと試みたことはあるだろうか?おそらくあるまい。

 コンビニだって今や「総合窓口」だし、警備の仕事もそこから波及させ「防火管理者」「消防設備士」「消防設備点検資格」が必要とされる場合も多い。この人、問題解いたことあるかな?

 保育士も幼稚園教諭と同じで、教育原理や教育心理学の履修が必要だ。監督官庁の違いだけだからね。前者は厚労省、後者は文科省。

 介護士についても、福祉系の資格の大半には実務経験が必要なこと、ご存知かな?座学だけではなく熟練が必要なことの証左だ。

 工場作業者については技能士を想像するといい。管理職になればQCの知識も必要になる場合もある。
-----
 要するに、ろくに勉強をしない(しなかった)人間ほど、こういうことを言う。試験問題と格闘したこともないから「だれでもできる」と、安直に思ってしまう。
 そういう輩の書いた文章が、まさにこれだ。おそらく遊びの話しかできない、つまらない人間だろう。
 その種の手合いにはたった一言で片付く、「そんなこと言うのは勉強してみて、合格証書もらってからにしなさいよ」。
 こういう社会人になりたくなかったら、やはり勉強しなくてはならない。
 改めてそう決心し直した次第です。

とや英津子区議のニュースレター 2022年7月号-2

とや2207-2
 それにしても、反知性の輩達が教育行政をつかさどるとろくでもないことが起きる、その事例を、これでもかと言いたげに見せつけられているような気がする。1点の差で合否を分けられることの屈辱というものを味わったことのない人間の仕事だなと、一見してわかる。
 自分もセンター試験や共通テストの英語問題を趣味として解いているが、共通テストになってから、従来の英語教育を「会話軽視、文法偏重」の類の単細胞的批判に過剰適応したような問題ばかりが並ぶようになり、いい加減嫌気がさしていた。
 つくづく、教育を若年期に勉強もせず遊び惚けていたような輩には、いじらせてはならないと思う。
プロフィール

obatax

毎日楽しく仕事をさせていただいております。

搭載品目 114種類
攻略済資格検定 153種

車両はアルファード・ハイブリッド(20型)
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お一人様、荷物のないお客様でも是非お気軽にご利用ください。
当車は6名フル乗車を前提としています。
乗れて、積めてこそミニヴァンですからね。

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