昨今の問題視「している側」、特に日本共産党の論調、赤旗にみられる筆致は、「安全性」「問題は乗務員の処遇改善」、確かに安全性と処遇改善は重要な問題であるし、そこに力点を置いたのはより多くの読者に対し周知度を高めたいからでしょう、それは認めます。しかしそこに閉塞、思考停止し、「みんなであつまってこんなことやって、こんな意見が集まりました」の一つ覚えといった具合に自分には見えてならない、このことにかなり苛立っている。なぜそういうこと(安全性の喪失、乗務員の処遇悪化)が起きるのか、その本質への回帰が必要だと思う。それはまさに藤井教授がここで指摘しているように、
安全教育の投資削減→価格競争・台数増→賃金減
つまり構造改革期のような、新自由主義競争原理の轍を踏むことが問題なのだ。
そして、これだけ与党の、しかも反知性的な面々がこれだけ病的執念を燃やすからには、「これでボロモーケを企んでいる輩がいる」「対米従属外交、財界服従型内政の延長線でこれらは行われている」と考えるのが、正常な神経というものだと思う。氏の指摘でも出てくる背後にあるグローバル大資本の存在、まさに「国内企業が外国企業に買収され、日本人の所得が抜かれる」のだ。
しかし問題はそれだけではない。それは「低民度」「ポリティカル・アパシー」だと自分は思っている。氏はその扇動役として小泉進次郎、竹中平蔵、橋下徹らの名前を挙げているが、こういうことは新たな取り組みとして始まるわけではなく、「ある時代の学習効果に基づく、かの時代の焼き直し」が基本となるのであろうと思う。あの構造改革期の惨状をもう一度回想してみる、そのことが必要だと思う。
そのためにも、この5段目でまさしく氏が指摘しているように、必要なのは「理論武装」、そしてその源泉は「懐疑」だと、自分は思う。「本当にそうなのか」「現実はどうなのか?」という、あれ。そして「疑問に感じたことをそのままにしない」という習慣。例えば2段目に「電力、ガス、放送など法的規制を伴う産業」とあるけれど、これに対して文脈は完全に無視し、使用された単語にのみパクっとくらいついて、
「既得権益だ~!」
と条件反射的に脳内で喚いた方、そのことを言っているんですよ。それがダメなんだ!そして、6段目にある「無謬性の原則」の対抗措置は、自分達有権者の側で講じていく必要があるのだ。
願わくば、新自由主義的グローバル企業に「ここには商機がない」と見向きもされなくなることを願いたい、ちょうどIRがそうであったように。だいたいこの業界のような社会的認知度こそあっても労働集約型、地域特性大、低収益性といった特質に加え、固定費用の逓増による利益率の逓減化が起きているようなところに金の亡者どもが群がること自体おかしくはないか?IR外資撤退の時も自分は「当然だろ?」と思ったが、今回もそうならなくては異常だと、自分は思う。推進派の輩達など、超過需要が起きていることの数値的根拠の提示すら、全くできていないのだ。
安全教育の投資削減→価格競争・台数増→賃金減
つまり構造改革期のような、新自由主義競争原理の轍を踏むことが問題なのだ。
そして、これだけ与党の、しかも反知性的な面々がこれだけ病的執念を燃やすからには、「これでボロモーケを企んでいる輩がいる」「対米従属外交、財界服従型内政の延長線でこれらは行われている」と考えるのが、正常な神経というものだと思う。氏の指摘でも出てくる背後にあるグローバル大資本の存在、まさに「国内企業が外国企業に買収され、日本人の所得が抜かれる」のだ。
しかし問題はそれだけではない。それは「低民度」「ポリティカル・アパシー」だと自分は思っている。氏はその扇動役として小泉進次郎、竹中平蔵、橋下徹らの名前を挙げているが、こういうことは新たな取り組みとして始まるわけではなく、「ある時代の学習効果に基づく、かの時代の焼き直し」が基本となるのであろうと思う。あの構造改革期の惨状をもう一度回想してみる、そのことが必要だと思う。
そのためにも、この5段目でまさしく氏が指摘しているように、必要なのは「理論武装」、そしてその源泉は「懐疑」だと、自分は思う。「本当にそうなのか」「現実はどうなのか?」という、あれ。そして「疑問に感じたことをそのままにしない」という習慣。例えば2段目に「電力、ガス、放送など法的規制を伴う産業」とあるけれど、これに対して文脈は完全に無視し、使用された単語にのみパクっとくらいついて、
「既得権益だ~!」
と条件反射的に脳内で喚いた方、そのことを言っているんですよ。それがダメなんだ!そして、6段目にある「無謬性の原則」の対抗措置は、自分達有権者の側で講じていく必要があるのだ。
願わくば、新自由主義的グローバル企業に「ここには商機がない」と見向きもされなくなることを願いたい、ちょうどIRがそうであったように。だいたいこの業界のような社会的認知度こそあっても労働集約型、地域特性大、低収益性といった特質に加え、固定費用の逓増による利益率の逓減化が起きているようなところに金の亡者どもが群がること自体おかしくはないか?IR外資撤退の時も自分は「当然だろ?」と思ったが、今回もそうならなくては異常だと、自分は思う。推進派の輩達など、超過需要が起きていることの数値的根拠の提示すら、全くできていないのだ。